届きました。見ました。
素晴らしかった。拍手喝采。何か、あれだよね。道徳の時間とかに見せればいいのにね。年齢も職業も何もかも違う3人が偶然出会い、ひょんなことから協力し合って一つのものを作り上げる。笑って、ハラハラして、ドキドキして、最後は泣かされた。そりゃあもう号泣。くっそー。小林賢太郎にまた泣かされた。ちくしょう、ひょろ長いくせに!!(脈絡は無し)
ただね、腑に落ちないところもあったんだ。
以下、ネタバレ含むので未見の方は閲覧注意。
ハエを売り飛ばす気だったシノダさん。最初からフライトする気なんてなかったはずなのになぜパイロットの体重計算まで完璧にしていたんだろう?
彼の言うように、最初は売り飛ばす気だったけど作っている過程で純粋に飛行機作りに没頭したというのなら、結局最終的に本当に売ろうとしたのはなぜだ?もちろん彼なりの葛藤とか悩みとかあったんだろうけど、それが全く描かれていないわけで。
しかも売り飛ばす理由が金?金なの?シノダさん。
確かに世界旅行はあなたの夢だったんだろうけど、それははじめて自らの手で作った飛行機よりも大切なことなの?
そんなことを悶々と考えてしまいました。まぁ確かに、仕事をクビになったんならお金もないかもしれないけど、ちょっとは今までの稼ぎとか退職金とかでどうにかしようと思おうよ〜。(リアリスト)裏切りの理由があまりにも薄い気がする。すると他にも同じようなことで腑に落ちない方が結構いることが判明。みんな一緒じゃーん。
そんな中、一人の方の意見で一気に解決しました。
シノダさんの目的は金ではなく、ハエの「保存」だったんじゃないかと。
もしかしたら世界的大発見でもあるかもしれない設計図で作ったそれを、壊すかもしれない危険に晒したくなった。飛行機を純粋に愛するものとして目に付く場所に保存しておきたかったんじゃないか、と。
最初はそう思っていた。しかしアビル、オリベとともに飛行機作りに没頭するうちに、「飛びたい」という気持ちのほうが大きくなってしまった。自分の航空力学に関する知識を試してみたくなった。
…こういうことですよね。これで私は納得しましたよ。
あとね、3人のその後がどうなったのかちょっと知りたかったかも。アビルくんは結局何を見つけたのかとか、シノダさんは仕事どうするのかとか、オリベさんは家族とどうなった…とか。それはきっとあえてなんだろうけど。ご想像にお任せってやつね。説明のしすぎは格好が悪いんですものね、彼にとっては。よし、勝手に想像しよう。
そんな風にいろんなことぐるぐる考えていたけれど、
飛行機が出来た瞬間の3人の嬉しそうな顔とか、
シノダさんの「売りたくなんかない!!飛びたい…!」とか、
アビルくんの涙とか、
浮き上がるアビルくんとその両脇で全力疾走するオッサン二人の笑顔とか、
お客さんとの完璧に揃った手拍子とか、
フライト日記での賢太郎さんの涙とか、
そういうの見てたらどーーーでもよくなりました。最高だよ。やっぱ最高だよ小林賢太郎は。だって面白くないもの観て泣けるわけがないもの。涙の量が感動の量に比例するならば、これは今年一番の感動だった。間違いない。
この舞台で何が一番心に残ったかというと「音」。
製作中の音楽はもちろん、3人のハーモニーも素晴らしかったし。
「人が初めて空を飛んだ時間」を無音で表現したのには鳥肌立った。かっけーよバカ!!!
ていうかオレンヂくんのKKPへの馴染み方がハンパねぇ(笑)あなた初めてよね?何その違和感の無さ!兄貴と引けを取らない安定感!恐るべし!!!
「価値のある遠回りはどんどんしなさい。」
「俺が誰かを許さないと、俺は誰かに許してもらえないんだ。」
深い。深イイよ賢太郎!ちくしょう、結局賢太郎さんにはデレデレな俺。完全負け組じゃねーか。
兎に角、TAKE OFF素晴らしかったです。買ってよかった。そこのあなたもひとつドーデス?
よっしゃ、リピリピ。
今回は真面目(?)な感想だったので次は萌え篇と行きますか。(書きたいだけ)
テッテレ〜。
コメレスです!かえでさんへ。
↓↓↓